Humming Life

humming727.exblog.jp
ブログトップ

2006年 02月 10日 ( 1 )


2006年 02月 10日

大怪我

タクが大怪我をしてしまいました。
それは昨日のお昼前のこと。
トイレでチッチできたことをいつものように喜んでいたタク。
私はその瞬間を見てはいませんでした。たまたま背中をむけていて。
でも音は聞こえました。“ゴンッ!”という鈍い音の直後、「ギャー!」というタクの泣き声。
その泣き声を聞いた瞬間私はタクのほうに振り向きながら、これはただ事ではないとハッキリ感じていました。
タクは背の低いリビングテーブルの脇でうつぶせに倒れていました。
慌てて抱き上げると、口から大量の出血。
見ると上の前歯がかろうじてくっついてはいるものの、奥に向かって曲がっていて、
下唇には深くパックリ割れた傷。
タクを抱きながらもうどうしていいか分からなくて頭が混乱する私。
口の中からの出血がすごいので、血を飲んでしまったら困ると思い、
急いで上体を起こしてからカーゼタオルで歯をこれ以上動かさないようにしながら
血を吸い取るようにして口元に当てていました。
タクはずっと泣いていて口は開けっ放しだったのでやりにくくはありませんでした。
次に119番。いったいどこへ連れて行ったらいいのか分からない(考えられない)し、
パパがいないので車は無理、自転車でこの状態のタクを病院までなんてそれも無理。
電話で最初何を言ったのか覚えていないくらいそのときの私はかなり動揺していました。
激しく泣き続けるタクを抱きながら電話をしていたので、電話の向こうから、
「聞こえないのでお子さんを電話口から離して下さい!」と言われて少し我に返って、
それからのことは覚えています。
救急車の今の居場所を教えてくれて、そこからすぐに向かうとのことでした。
電話を切った後、切れている下唇からの出血が少しだけおさまってきたので、
とりあえず絆創膏を貼って・・・。もうそんな処置でいいのかどうかなんてわかんなくて、
ただただその場その場で最初に思いつくことしかできませんでした。
そして財布をいつも入れているリュックに保険証を入れて、タオルを何枚か持って、携帯、タクの上着他、思いつく最小限のものだけを準備して救急車を待ちました。
準備が終わったと同時に遠くから救急車のサイレンが聞こえてきました。
この時私は少し落ち着きを取り戻していました。
焦っちゃダメ、焦っちゃダメ、と自分に言い聞かせながら、持ち物の確認をしていたくらいですから。それまで一人であたふたしていたので、サイレンの音を聴いた瞬間にきっと、もうこれで一人じゃないんだというどこか安心感みたいなものを感じていたのだと思います。
その間ひたすら泣き続けていたタクを、「だいじょうぶだよ、ママがいるからね。お医者さんにいこうね。」と励ましていました。
サイレンの音が近づいてきたのでマンションの下に降りたころちょうど救急車が到着。
少しの間救急車の中で隊員さんに怪我の状態などを聞かれた後向かったのは、
タクが突発の時夜間に行った大学病院。
それまで泣き続けていたタクが、救急車のサイレンが鳴り出した瞬間ピタッと泣き止みました。
救急車を見るのが大好きなタク。それに乗っているなんてそのときは気づいていなかったみたいだけど。泣き止んだタクに隊員さんが優しく「痛かったね」などと話しかけてくれました。
隊員さんが病院にタクのことを電話している間、私はタクに話しかけながら携帯でメール。
それは午後からうちに遊びにくる予定の私の母に。
メールには「急な用事が出来ちゃったので今日はゴメン」とうちました。
今ぐらい(お昼前)はちょうど母が祖母の入院している病院に自転車で向かっている途中。
そんな時にタクが怪我してしかも救急車で病院へ向かっているだなんて知らせたら、
母が動揺して事故でも起こしそうだもの。だって、タクが熱を出したっていうだけで心配で夜眠れなくて自分が体壊しちゃうヒトだから。
病院に着くと、入り口にはすごい野次馬。
それをかきわけ隊員さんの後についていきました。口腔外科につれていかれました。
もう一人の隊員さんはその間受付を済ませてくれていました。
救急で行ったので、すぐに診てもらえました。
先生はタクの口を見ながら私にいろいろ怪我の状態を説明し始めました。
まず、下唇は表側と裏側が貫通してしまっている状態。両方縫うことになる。
奥に向かって曲がってしまった上の右前歯はレントゲンを撮ってから判断するけれど、
おそらく元には戻らない。
その左隣の前歯も脱臼はしているが、これは残る可能性が高い。
その上の歯茎も裂傷しているのでこれも縫うことになる。
ため息しか出ませんでした。。。
レントゲンの結果、やはり上の右前歯は残せる可能性が非常に低いとのこと。
歯槽骨骨折といって、歯の根元のさらに先まで折れてぐちゃぐちゃらしい。
でも先生からこんな提案が。
「可能性はかなり低いけど、麻酔をかけて歯を元の位置まで戻して固定してみようと思うんだけど。本当ならすぐに抜くという選択になると思うけど、抜くのは簡単。でももし万が一、固定してみて残せたらラッキーくらいの気持ちでやてみたほうがいいと思う。奇跡は絶対ないわけじゃないでしょ。特に子供が起こす奇跡ってけっこうあるものだし。それでもダメだった時は抜くっていうことでどうかな?」
そりゃ残せればそれに越したことはない。乳歯だから生え変わるとはいえ、永久歯が生えてくるまでの3~4年の間、前歯のない状態になんてできればしたくないもの。
私もそれで納得し、聞くことは聞いて、治療がスタートしました。
昨日の治療は約30分。下唇に麻酔をかけ裏と表を縫い、歯茎に麻酔をかけ前歯の位置を戻し、前歯の付け根の歯茎を縫い、戻した前歯を接着剤で仮に固定。
固定用のマウスピースを作るために型取り。
タクは治療中泣くことはなく、ずっとおとなしくしていました。
見ている私のほうが泣きそうでしたよ・・・。
先生や助手の方も皆さんタクの強さにビックリしていました。
しかも唇縫われながら、先生に「たっくんは何歳かな~?」って聞かれて、指を2本立ててみせてました。親の私が言うのもなんだけどエラすぎ。
治療が終わってマウスピースが出来るまで1時間くらいかかるので、先に会計を済ませることに。
タクは皆に褒められ、麻酔も効いている状態だったので、「いたかったね~。たっくん ちゅかれた(疲れた)。」などと言いながらも上機嫌。
会計が済んだ直後、「チッチ、トイレ行く~~」とタク。
あまりに痛々しい姿を見てつい私は「いいよ~こんな時にまで。オムツにしちゃっていいんだよ。」と思わず言ってしまいました。
でもタクが「いやートイレ行く~」と言い張るので連れて行きました。
いじらしいと言うかなんというか・・・。
マウスピースが出来るまで食べものはダメだけど飲み物は飲ませていいよと言われたので、
病院内のカフェテリアで紙パックのジュースを買ってストローで口の中に垂らしてあげました。
そしてマウスピースをつけてもらうため再び先生のところへ。
このときも、私がマウスピースのことを「あとで先生んとこもう一回行って歯にカッコイイのつけてもらおうね~」なんて何度もごまかしながら説明してたせいか、おとなしくされるがままでした。
その後痛み止めと抗生物質をもらい、家に帰りました。
家に着くと私はすぐにリビングテーブルを片付けました。
テーブルのせいじゃないのはわかってるし、怪我したくらいで・・・と思うかもしれないど、
あの時の光景が蘇ってきてしまって、もうしばらくはどうしても出しておきたくなかったのです。
そしてパパに電話。早退して帰ってきました。母にも電話。すぐに飛んできました。
タクはしばらくすると麻酔が切れてきたようで、「いたい~ いたい~」と時々泣き出しました。
食べたいけど食べようとすると痛い。結局夕飯もなにも食べれませんでした。
薬はスポイトで口に垂らして。それもすごく嫌がったけど。
とにかく口に何も入れたくないようで水分さえあまり取ってなかったのでそれが心配だったけど、
夜中に「ちゃちゃ。。。ちゃちゃのむ」と言って紙パック一本ごくごく飲んでました。
痛み止めが効いてたみたいです。

今回のことで、なんでこんなイイ子がこんな痛い思いしなくちゃいけないの!という思いと、
こんな怪我をさせてしまったことで、すごくブルーになった私。
ゆうべはなかなか寝付けず、タクの寝顔を見ては涙があふれてきました。
こうして昨日のことを思い出しながら記事を書いている今でも泣きそうになります。。。
病院の先生には「お母さん、すぐに救急車を呼ぶなんて正しい判断したね」と褒められたけど、
こんな小さな子に怪我させてしまった時点で全く褒められたことではないよ・・・。
でもタクの強さと早い回復力が唯一の救いです。
今日は離乳食のようなものではあるけれどけっこう食べたし、普通におしゃべりもするし、
機嫌も良く過ごしていました。
上の右前歯は抜くことになる可能性が高いので、また痛い思いをすることになりそうだけど、
なんとか頑張ってはやく痛みがとれるといいな。。。
c0059558_0551394.jpg

[PR]

by sara_humminglife | 2006-02-10 21:55 | 育児